「今年は何する?」と聞かれつつ、毎年カボチャを眺めて終わる私です。
ところで今日は、出費も手間も増やしすぎず、それでも満足感が残る“ちょうどいい”ハロウィンの作り方を共有します。
仮装ボックスを開けたら、去年の飴が4粒。賞味期限のほうが先に仮装してました。そんな私でも「今年は少し良くしたい」気持ちはあるんです。
「手間は最小、楽しさは最大」って成立するのか? と自問して見えたのは、場づくり/参加/交流の3つを薄く広く回すことでした。
⇒ 場づくりは飾り・BGM・照明で“空気”を用意
⇒ 参加は衣装・メイク・写真で“自分ごと化”
⇒ 交流はゲーム・お菓子・安全配慮で“巻き込み”
しかし。
で?
⇒ 先に**動線(家→近所→外出)**を描くと迷子になりません
具体はこんな感じです。100均の紙ガーランド+黒画用紙のコウモリで立体感、玄関はオレンジ×紫に色数を絞る。BGMは「ゆるホラー→盛り上げ→締め」の三部構成で、最後は静かな曲にして片付けへスムーズ移行。衣装は子どもならケープ+カチューシャの2点、大人は小物一点豪華(仮面/帽子/ネクタイ)で移動も楽に。写真はA3黒画用紙で即席フレームを作れば、どこでもフォトブース化します。
悩みも分かれます。保育園・幼稚園の保護者は「準備と片付けが重い」、学生は「盛り上げたいけど予算が薄い」、社会人は「渋谷などの人混みは避けたいが季節感は欲しい」。このギャップは**“設計の順番”**で埋まります。
視点を変えると打ち手が増えます。主催者目線なら開始・写真・ゲーム・片付けの時刻札を壁に貼るだけで流れが安定。参加者目線ならお菓子は個包装、衣装は会場で仕上げて移動を軽く。安全担当目線なら子どもに反射材ステッカー、外出は明るい時間に近所一周で十分楽しい、と決めておく。
本音翻訳を1つ。「もっと派手にしたい」= “片付けと移動を忘れている”。片付けと移動を先に組み込むほど、当日の笑顔は残ります。
今日できることは小さく確実に。
- 色を2色に固定(例:オレンジ×紫)で空間が即まとまる
- 30分クラフト:黒画用紙でコウモリ型紙→量産→糸でつなぐ
- 衣装は2点で完成:ケープ+ヘッドアクセ(大人はマスク+手袋)
- ゲーム3本:ミイラ競争/ジャック輪投げ/紙コップ射的
- お菓子ルール:個包装・原材料表記・アレルギーカードを一枚
“映え”は盛るより抜くと出ます。冷蔵庫の余白みたいに、写真にも余白を残してどうぞ
ハロウィンの満足度は、派手さより設計で決まります。色は2色、衣装は2点、ゲームは3本。動線と片付けまで含めて先に描けば、家でも近所でも外でも「ちょうどいい」一日になります。やる/やらないを自分で選べるよう、今年は小さく設計して確実に楽しむを合言葉に。
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