クリスマス

夕方の空が群青に沈むころ、パティスリーの扉が開いて、ふわっと生クリームの香り。苺の赤、ショコラの艶、ピスタチオの緑がガラス越しにきらり。指先はひんやり、カップの湯気はとろり。毎年この時期は、わかる、その迷い――予約は店頭?オンライン?受取時間の指定、写真と実物のイメージ、アレルゲン表記まで。小さな不安が胸の片すみに居座るけれど、それでもやっぱり“今年もケーキで祝いたい”と思う。

去年のわたしは直前に焦って選び、サイズが合わず残してしまった。だから今年は“誰と食べるか”から決める。ふたりなら4号(直径12cm)で十分、家族や友人が集まる夜は6号にプチガトーを少し。口どけ重視の日は生クリーム、濃い余韻ならチョコレート、食感に変化を入れたいならタルトやムース。原材料と特定原材料(小麦・乳・卵・くるみ・大豆 など)は必ず確認する。ところで、買い方にもコツがある。遠方の家族へは楽天の「全国配送OK・冷凍便」を、当日解凍で楽しむならAmazonの“レビュー高評価のショート”、近場で確実に受け取りたい日はA8.net掲載の百貨店やホテルの「Web予約→店頭受取」。早期予約のクーポンやアプリ特典は静かな味方だ。箱は平行、保冷剤は側面、移動はゆっくり。ローストチキンと並べるなら、柑橘のピールやナッツをアクセントに。そうやって段取りまで整えると、食卓に“わぁ”がひとつ増える。嬉しい。ほっとする。わたしにも小さな自信が宿る。

ところであなたは──今年、誰とどんなひとくちを分けたい?人数・時間・受取方法・アレルゲン、この四つを紙にさらりと書くだけで、選択はぐっと軽くなる。さて、今夜はカレンダーに受取日を丸で一つ。小さな灯が、あなたのクリスマスをやさしく照らしますように。

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